あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
先日、本屋大賞受賞作「羊と鋼の森」読みました。
木に覆われた、羊の毛で作られたハンマーと鋼の絃。
この題はピアノのことを言っていたのですね。
ピアノの調律に魅了された青年が、調律師になり、成長していく姿を描いた作品。
私にとっては、自分の日常が文章に書かれてるような、非常に身近なお話でしたが、他の方の書評で、「職種に関わらず、仕事に向かう姿勢として、とても大事なことが書かれているね。」というものも目にしました。
なるほどな・・、
音という抽象的なもの、でも確実にそれは本物で、その存在を創り上げようとする人と人の関わり。努力。
ものづくりとは、時に抽象的なものであり、仕事が何かをつくることとすれば、このお話はきっといろいろな方に通じることなのですね。
クリスマスに大人も絵本を・・^^
手に取ってみたくなって、書棚の奥の方からごそごそと見つけた「クリスマスキャロル」。
リスベート・ツヴェルガーの挿絵。おさえた色調と繊細な線にやさしさを感じます。
そして「ビロードのうさぎ」。
本屋さんで手にとって、ちょっと開いて読んでいたら、手ばなせなくなってしまいました。
こんなにせつないお話だったとは・・大人にぐっとくる一冊。
村上春樹ファン、それにあの小澤征爾さんの話が聞ける(読める)!(o^-^o)と待ち遠しく手にした本。。すでに読まれた方も多いと思いますが、興味深く、とてもおもしろかったので、ご紹介しようと思います。
「小澤征爾さんと、音楽について話をする」 村上春樹×小澤征爾
「楽譜を読むということが、それがどれくらい小澤さんにとって大事な意味を持つ行為なのか、ひしひしと理解できる。楽譜を読み込む作業なしに彼にとっての音楽は成立し得ない。だから朝早く起きて、一人きりの場所にこもって何時間も集中して過去からのメッセージを読み解く。
小澤さんの語る言葉の中にははっとさせられる切迫した煌めきが何気なくちりばめられている。そこには研ぎ澄まされた魂のひとかけらが潜んでいる。(村上春樹氏)」
ごくやさしい言葉で、わかりやすく語られている、日常会話のようなフランクなインタビューを収めた本・・・なのに村上春樹氏が上に書いているように、まさにその通りで、音楽を勉強している私にとっては、そこに語られる言葉の端々までも、思わず書き留めたり、線を引いたり、集中して一気に読んでしまいました。
深い深い知識がこんなに身近な言葉でたくさん語られている・・なんて贅沢な一冊。。
やさしい言葉で語られているので、音楽初心者の方にも読みやすいと思います。。^^
かわいくて、、あったかくて、ひとめぼれの一冊。。
本屋さんで手にとって衝動買いしてしまいました、、^^
おくりものはナンニモナイ
おくりものはナンニモナイ 著者:パトリック マクドネル・谷川俊太郎(訳) | |
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「ムーチは だいすきなアールに おくりものを したかった。」
「ムーチは かんがえた。うんと かんがえた。なんでももってる ともだちをよろこばせるものってなんだろう?」・・・
いっしょうけんめい考えるムーチがとってもかわいいんです。、(o^-^o)
休日の今日は「きことわ」を読みながら過ごしていました。もう読まれた方も多いと思いますが、先日芥川賞を受賞した作品。透明感のあるやわらかい内容、きちんとした言葉や単語を時折使った文、ラヴェルが似合うかな・・、なにげない日常を描いているのに、惹きこまれる・・・、、。
きことわ
きことわ 著者:朝吹 真理子 | |
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ついつい、時間を忘れて読みふけっていました。。
さてさて、ファミリーコンサート、リトルコンサートに向けてプログラムを作成する時期になってきました。今回のコンサートは連弾、アンサンブルがメイン、、
連弾アンサンブルはアレンジもレベルもいろいろなので、楽譜選定は大変、、^^;楽譜集めには時間がかかりました。(^-^;
ご出演していただく皆さんと、この中から楽しく曲選びをしようと思います。^^
新聞に、「97歳音楽批評への挑戦・永遠の故郷 4部作完結」音楽評論家吉田秀和氏の記事がありました。
「音楽を書くという行為に自分という存在をもっと投影していい、好き嫌いを含め、己と音楽を大胆に結びつける評論がもっとあっていいんじゃないかな。」(記事より)吉田秀和氏の言葉・・・
「音楽はひとり一人の人生につながる、だから色あせない・・」音楽を深く追求しつくし、97歳になられ、なお活躍されている吉田秀和氏の言葉に、音楽を伝える仕事をしている私はもっと視野を広げる勇気を与えられた気持ちになりました。
「永遠の故郷」ー「夜」「薄明」「真昼」「夕映」4部作、ぜひ読んでみたい著書です。(o^-^o)
永遠の故郷─夕映
永遠の故郷─夕映 著者:吉田 秀和 | |
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12月に入り、街のイルミネーションもきれいですね。、^^
子供たちのクリスマス会は、25日(土曜日)を予定しています。
今年は普段のレッスンとは趣向を変えたみんなでできる「楽しい音楽の授業」を計画中。、
サンタさんに何お願いしたの?・・と生徒とクリスマスプレゼントの話になり、先生は何お願いするの・・?と聞かれ、^^;
店頭で見ていて思わず自分のために買ってしまった1冊。。
Be Happy iwago mitsuaki radio essay
Be Happy iwago mitsuaki radio essay 著者:岩合 光昭 | |
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「大きく深呼吸、動物のリズムで」 自然や動物たちの素敵な写真集です。
庭のあじさいが咲いているのを見ると、梅雨・・と季節を感じます。
先日小学校1年生の生徒さんにバスティンの「Rain,Rain,」のスタッカートの説明をしていたら、「ふう~ん・・先生みたいにそうやって弾くと雨みたいになるね。」そうそう、雨の音だね。。^^そんなやりとりがありました。
音楽が感性、想像力を育てるのに役立つのもこういうところからでしょうか。^^
自然を題材にした描写音楽はたくさんありますが、その中から雨を描写した曲で思い浮かんだものを2曲ご紹介したいと思います。
ショパン作曲プレリュードより第15曲「雨だれ」
皆さんご存知のポピュラーな曲です。この曲はショパンが結核の転地療養のためにジョルジュ・サンドとともに訪れた地中海のマジョルカ島で作曲したと言われています。のちにサンドが残した言葉です。「この晩彼の作曲の場は雨の音でみちみちていてシャルトルーズ修道院のよく鳴る屋根瓦の上で響いていた。それらの音は彼の心の上に降り落ちてくる涙に置き換えられていたのだった。」(ショパン瑠璃色のまなざし 荒木昭太郎著) 雨の音とサンドとの甘い生活、そして体の不調からくるショパンの気持ちの不安を想像させられる曲です。
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ショパン 瑠璃色のまなざし 著者:荒木 昭太郎 |
ドビュッシー作曲 版画より「雨の庭」
ラヴェルの「水の戯れ」に影響を受けたとも言われるこの曲はフランスの童謡「もう森へなんか行かない」(お天気がとても悪いから)をモチーフに作られた曲です。パリの街の石畳に降るようなからんとした雨、と解説されたものを読んだことがあります。実際聞いてみると日本のじめじめした雨の印象とは違い気持ち良さそうな雨に聞こえます。意外と癒し・・ストレス解消?シャワー感覚?聴かれる方それぞれの感覚で楽しまれるのも良いと思います。
「雨の庭」には最後に太陽の光が差し込んで曲は終えています。
明日のお天気はどうでしょう・・?^^
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