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第26回つぼみ会ピアノ発表会後記とともに回想。

9月1日(月祝日)つぼみ会ピアノ発表会を開催、無事終演いたしました。

当日生徒さんの演奏、出演してくださった生徒さん、ご家族の皆さまから頂いたお言葉や表情から、今年もこの会を行って良かった、と安堵しました。

開催するまでは無我夢中、一人ひとりの生徒さんが、自分の持っている力を最大限発揮できるよう舞台に上がってほしい、という想いで、できるだけのレッスンをする日々を重ね、この日を迎えました。

 

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教師になって30年を越え、正直この重みは、教師として身につく様々な経験年数とともに軽くなっていくものと思っていました。

それがそうではない、今年はその重みがより増したと感じていました。

 

コロナ禍以降、私は音楽を指導する立場にいて、音楽が自分にとってどういう存在であるかを、もう一度見つめ直したいと再勉強を始めました。

そこで出会った方々、多くの目にしたもの、聴いた音楽、それは音楽を心から楽しんでいる大人の音楽の世界、そこに飛び込んで数年経った今だから言えることは、どうやらそこにはまだ、想像を超えた世界があった、ということでした。

音楽は人の心に寄り添うもので、また時に情熱を掻き立てられるものにもなり、芸術、文化を継承しているという側面も持つ、そしてこれらを舞台で演奏するには、そこに高い精神性が必要であり、それが観ている、聴いている人々に伝わり感動を呼ぶ。

その精神性を例える時、私はよく活躍されているスポーツ選手の言葉を借ります。

舞台で演奏するにはおそらくそれと同じ精神力が必要だからです。

 

このあらためて思う深い世界は、これから将来いろいろな素晴らしい世界に出会っていく生徒さんにとって、何か他の世界とも共通の糸口になるだろうと想像します。

小さなお子さんであっても、一曲を自分のもにして、舞台で披露した経験は何か特別な大切ものを得てもらえたのではないか、と思います。

会が終わって、始めてのレッスンの時、生徒さんがなんだか発表会前より成長した良い顔で教室に入ってきてくれたように思いました。

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発表会を見た方が、つぼみ会ピアノ教室の発表会はレベルが高いですね、と仰って頂くことが有り難いことですが度々あります。

もしそう思って頂けるのであれば、その裏側には、この回想のようになりましたが、ここに書いた想いや考えがあり、レッスンに臨んでいたことを生徒さんが受け取ってくださった結果だと思います。

昨今SNSで一教師である私の呟きも多くの方が目にする時代ですが、これからも一教師として学びを変わらず続けていきたいと思います。

 

野村

 

 

 

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