効率の良い練習は必要なのか?
発表会を無事終えて、一段落。教室庭の紫陽花が今年は沢山咲いています。発表会についてはインスタグラム他などで触れていますので、ここでは別のお話を、と思います。
今日は昨今気になっていることを書いてみます。
音楽の専門家に将来なりたい、とお勉強されている方を対象に、アドバイスとなればと思います。
効率の良い勉強方法、というような内容のものを近頃よく目にします。
スピードが求められる時代でしょうか、情報過多、効率の良い何かを常に求められているように、時に勘違いをしないように。
音楽を勉強する、楽器を練習する、ということは言ってみれば効率の悪いことを楽しむことで、上達することが多いのです。
効率を求めることに、芸術の求められている深さはありません。
物事を深く追及した先に、何か得られることは大きいです。
数えきれない勉強方がSNSを始めインターネットにで簡単に見れる時代です。
情報を間違って捉えれば、それはマイナスの練習を行うことにもなります。
まずは、自分の力で深く考察しましょう。そして情報を間違って使わないだけの力をつけましょう。
効率の良い練習が必要となるのは、一曲、一曲を時間をかけて、深く追及する経験を積んだ後、実際専門の学校に入学以降、又音楽が仕事になったその時でしょう。