大人になった時、習っていて良かったと思えるピアノを。
春ですね。。
日差しがやわらかく、温かい日が増えましたね。
この時期、教室では、新学年を意識して、ぐ~んと成長する生徒さんが多いです。
先日も、生徒さんの成長が垣間見れて嬉しかったことが・・
小学校低学年の男の子、この日の練習はブルグミュラー作曲の「せきれい」、
(せきれい、という名の鳥の声があちこちから聴こえるような、軽快なリズムの連鎖が魅力の曲。)
お家で頑張って練習してきてくれたことがよくわかります。
でも、どうしても弾けないところがあって・・
そこを何度も、何度もチャレンジしようとします。
わかるよ、、わかるよ、でもね、、ちょっと待って、、
「弾けないには、弾けない原因があるからね、それがわかったら、弾けるからね。」と止めました。
弾きたいのをぐっとこらえて、お話を聴いてくれました。
「音楽はお話を読んだり、書いたりするのと同じでね…」
楽譜は、言葉や、文みたいに、点【 、】や 丸【 。】を付けながら読むのに似ているの。。
この点や丸の場所が間違っていると、文の意味はわからなくなるし、読みにくいよね。
例えば「今日はお天気がいいね!」➔ 「今日は 、お天気が 、 いいね!」
これを
「きょ 、 うはお 、 て 、んきがい 、 いね」 は意味がわからないし、喋りにくいよね。
弾けなかったところ、楽譜見てみて、、Tくんはさっき、ここに【 、】を付けて弾いていたけど、この音と音の間に【 、】の場所を変えてみて。。^^
そうすると、楽譜に書かれている指番号で自然に弾くことになるし、弾けなかった音も、きっと弾ける!
楽譜をよ-く見ると、どこに [ 、]を付けたら良いかがわかってくるんだ。。
お話聴いてくれました。
その後、何度か一生懸命頑張ってトライしてくれて、もう一息、のところでこの日のレッスンは終わり。来週再チャレンジしてくれることになりました。
帰りがけ、あと一息だよ。、と声をかけると、
「今度学校で、紅蓮華、弾くの。」とぽそっと。今までTくんの方からお話してくれたことがなかったので、ちょっとびっくりしたけど、とても嬉しくて。。😊
「そ、そうなの。、言ってくれたら、先生、紅蓮華、教えてあげられたのに。」と言ったら、
首をふって、「今日はこの曲を弾きたかったから、、」と下を向きながらニコっと、してくれました。
ふたりでニコニコ、、ってしてこの日のレッスンは終わり。
ひとつ成長したんだなぁ。。
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