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2008年9月

「フライング拍手」「サントリーホールに連れてって!」

「フライング」

先日のスカラフィル後半のチャイコフスキー4番の時、なんと楽章間で拍手が起きてしまいました。

気持ちは凄くわかります!同じくチャイコのピアノ協奏曲や悲愴などかっこよく終わる楽章の時、素晴らしい演奏だからこそ思わず手を叩きたくなりますよね。でも、そこは最後までぐっと我慢、楽章間はまだ曲の途中なので拍手はしてはいけません。

それからもうひとつ、たとえ曲が終わっても、よーく指揮者を見て下さい。指揮棒を下ろすまで音が無くてもまだ演奏は終わってないのです。静寂や余韻も聴くこと!

わからない時は指揮者が客席の方に振り向いてからで十分です。くれぐれも隣の人につられ拍手のフライングをしないように!周りから冷たい視線を送られます。(間違いなく!)

「サントリーホールに連れてって!」

それぞれのコンサートやホールにより多少違いますが、サントリーホールに有名なピアニストのリサイタルに行くことになった・・としましょう。

開場は30分前、エントランスの外でオルゴールが鳴り気分を高めてくれます。入口でチケットを見せ1階席はまっすぐ進み、2階席は右手エスカレーター前でチケットを切ってもらいます。ひとり1枚ずつ持ち、休憩中の外出時などにも必要なので無くさないように。

座席は案内板の前のレセプショニストに尋ねると教えてくれます。余裕を持って出かけたいものですが、1ベル(5分前)には席に着く、ぎりぎりに到着の時はレセプに席まで連れて行ってもらいましょう。

ほとんどのコンサートは5分押し(予定より5分後)に始まることが多いので慌てない。

席に着いたら傘は座席の下に寝かせる。(外に傘立て在り)コートは椅子の背に掛けず膝の上に。(1階にクローク在り)手すりに物は掛けないこと。レセプに注意されます。うるさいなー!大丈夫だよと思うかもしれませんが、万が一何かを倒したり落とすと予想以上に音が響き確実にヒンシュクを買うことができます。(ちなみに日本の有名ピアニストNさんが演奏中、余りに観客の傘が倒れ途中で帰ったという武勇伝?があります。)

場内での飲食は禁止、カップに入った飲み物は持ち込みも不可、ただしペットボトル2口位は見て見ぬふりで見逃してくれます。同様に飴もOKなのですが、気をつけたいのが演奏中、特に静かな所で、くっついてなかなか剥けない飴をチリチリ剥いてると自分では絶対想像できない程遠くまで聞こえるのです!

もちろんいびき、バッグにつけた鈴の音、おしゃべりも(内緒話でも)・・・

携帯も必ず電源を切りマナーモードに、切るだけではアラームが鳴るし、マナーモードだけだとバイブの音がこれまた響くのです。

10年位前のこと、アバド指揮ベルリンかウィーンフィルかの確かマーラーの演奏中、携帯の着信音が鳴り響く悲劇があり、終演後アバドが・・あれは残念でしたね・・と言ったとか。

それ以来ホール内は電波が届かないようになってるはずなのに最近、場所によっては着信してしまうのでくれぐれも注意して下さい。

以上、演奏の妨げになることだけ気をつけ、演奏者に気持ちよく最高の演奏をしてもらう環境を与えたら、あとは素晴らしい響きに酔いしれて素敵なひとときを・・・。byK.M

サントリーホール

http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/

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芸術の秋。。♪

まだまだ残暑厳しいですが、いよいよ本格的なクラシック演奏会のシーズンに入りました。

例年10月から大物オケが来日するのですが、今年は9月のムーティ指揮ウィーンフィルに始まりヤンソンス指揮ロイヤルコンセルトヘボウ、ラトル指揮ベルリンフィル、ゲルギーのロンドン交響楽団と超大物が目白押しです。

仕事柄、色々なオケを聴きますが、6日のサントリーホールのチョン・ミョンフン指揮 スカラフィル、久々に好きなコンサートでした。16日に高額の(S35000円!)ウィーンフィルを控えてるせいか、満席ではなく(5月位に来てくれれば確実に完売だと思うのに・・)、私もチョン・ミョンフンは、アジアフィル聴いて特に印象に残ってないし、今回も前半のプログラムは、オペラの序曲が4曲、あまり期待もしてなかったのですが、1曲目が始まってびっくり!とにかく音がきれい!チョン・ミョンフンの指揮は一言で言えば明快で、管もチェロも素晴らしく、2曲目の皆知ってるウィリアムテルの時にはすっかり引き込まれ、客席もいい雰囲気に。よく考えてみれば、ロッシーニ、プッチーニ、ヴェルディといえばスカラフィルの十八番。ウィーンフィルのウィンナーワルツのようなものか・・・。クラシックの演奏会は普段は長くて退屈なのも結構あるのが現実ですが、あっという間に終演を迎え、観客は本当に心からの拍手を惜しみませんでした。

ピアノを教えていますが、オケについては素人(大学の先生に「ピアノ曲ではなく交響曲を聴きなさい!」と言われても言うこときかずに買うのはピアノのCDばかり・・・先生ごめんなさい!今頃その意味や必要性を痛感し勉強中?)の私はすぐ管をやってる知人に尋ねました。

「なぜ音が綺麗なの?日本のオケと何が違うの?楽器のせい?」

答えは簡単、「彼らがイタリア人だから!」

いつも演奏していてる曲でも飽きることなく、とにかく楽しんで演奏する。

その気持ちやパワーが観客に伝わって、皆が幸せな気分になる。・・・なんて素敵なことでしょう!心なしかチョン・ミョンフンさんも楽しそうに見えました。

ちなみにスカラフィルは今回アジアツアーで日本の他ソウル、上海でも公演、その2か所ではランラン(北京オリンピック開会式で演奏したピアニスト)とラフマニノフのピアノ協奏曲3番を演奏したみたい。日本でもやってくれたらいいのに・・・ときっと華道家カーリー(彼はランランのファン)も思ってるに違いない!

次回はホールでのマナーについて・・・これを読めばクラシックのコンサートも恐くない!

byK.M

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